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intra-mart Accel Collaboration のスケジュール権限周辺を調べて見た

intra-mart Accel Platform (iAP) の権限周りに関しては、 ワタシハ認可(im-Authz)チョットデキル んだけど、intra-mart Accel Collaboration (iAC)の権限管理については疎かったので、マニュアルとAPIドキュメントベースだけどちょっと調べた。

version 7.x 以前のグループウェアとして提供されていたintranet Start Pack(iSP)と比べると、だいぶ違っててちょっと驚いた。

まず機能的な面でいうと、

  1. iSPでは管理者が設定する権限とは別に個人設定として、自分のスケジュールを誰に見せるとか見せないとか設定できたのだけど、それがなくなっている
  2. iSPでは更新可能/参照可能 見たいな権限レベルの並びに秘書権というレベルがあったのをiACでは代理という機能で補っている

が、肝心の権限設定においても概念的に以下のように異なっている。っぽい。

  • iSP:AがBのスケジュールを変更・参照する権限を付与(一方向)
  • iAC : AとBがスケジュールを共有する(双方向)

基本的にスケジュールの権限というのは共有グループというのを作って行う事になっていて、そのグループ内でデータは共有される(データ個別で非公開や登録者以外変更不可などの設定はあるものの、基本誰が触っても良い)という考え方。っぽい。見る限り。 この辺はIMBoxやワークスペースにその思想が色濃く出ているけれど、Accel Platform世代のアプリケーションの設計がトップダウンで一方通行なコントロールよりボトムアップで双方向なコラボレーションを意識して設計されているからなんだろう、と勝手に思っている。

しかしこういった違いがあるので、iSPでは設定できたけどiAPでは設定できないという領域は思ったより大きくなるかもしれない。とはいえ実用上問題になるかは別な話なんで、それが悪いかは分からない。 顕著に問題になるのはおそらく、 iSPの権限設定をなんとかしてiACに移行しようとすると、単純にはできないというところ。まあ、その需要は現時点では割と高いんだろうけど。