一歩進むと何歩でも戻れる
前回も書いたが最近自然言語処理に興味が出てきたのでいろいろやってみているが、あまりすすんでいない。
KNP が無限ループにはまる問題
どうもこの文字列が問題のようだ
ヽ(´▽`)ノ
とくに
ヽ(´
これ。 これを jumanpp に食わせるとこんな結果が得られる
ヽ ヽ ヽ 特殊 1 記号 5 * 0 * 0 NIL (´ 記号 特殊 `) 0 0 0 0 0 0 0 "*" EOS
これを knp に渡すと Segmentation Fault になる。 この先の調査はまた次回だな・・・。
言語による概念の圧縮率
そんなこんなで最近この話が気になっている
この画像、日本語が語順を重視しない言語であることを如実に表していて好き pic.twitter.com/OJLw82fMhL
— そらいと (@sorabethere) November 6, 2017
だから別に服なんてよくね?
- よくね?
- 服よくね?
- たぶん「(問題にしなくても)良いだろう」の意
- 相手の考えが何かにこだわって/とらわれており、それに対する指摘、もしくは反論の意を含んでいる
- 言い方として砕けているので、つまりそういう状況下である
- 別に
- 別によくね?
- 「別に(特段)(問題にしなくても)いいだろう」
- 問題にかかっているかもしれない
- よくねで指摘している相手の考え(問題にしていること)について、相手はこだわっているが話者にとっては大した問題ではない・あるいは理解不能であるという主張の補強
- 別によくね?
- だから
- この文の前の話を受ける
- 相手の表明に対する反対の意、もしくは自分の意見が正しい
- 話者がすでに述べた(つもりである)何かしらを再び述べようとしている
- 反対の意、もしくは自分の意見が正しい、また何かしら同じことを再び述べているのであるということを相手に強調している
- 服
- 服
- なんて
- 服なんて
- それが大した問題ではないと認識している
- それが大した問題ではないと強調している
語順なんてどうでもいいのだと思って取り上げてみたけど、細かく砕いてみると意外とこの語順にも意味があるのかもしれない。「よくね?」に「別に」が追いかけて、「だから」が出てきたのはなんか言い添えないといい足りないということを言いながら感じたというような印象を受ける。上記でだからのところに反対の意とかいたのは、「だから別に服なんてよくね?」という語順でとらえたならそうなりうると思ったんだけど、単に「よくね?別に」では足りないことを補うために出てきた言葉のようにも思える。
しかし意外と服のことだけじゃなくて、相手の考えていること(を、話者がどう感じているか)と、それに対して話者の主張したいことをいろいろな言葉の端にとらえることができるのだが、これはつまりどういうことなんだろう。