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09

YAPC::Asia Tokyo 2014 行って来た

初めてYAPCに参加した。盆休みとか取っても無駄に時間を潰すだけだしなーとか思ってたところで、rebuild.fm で紹介(宣伝)されていたのとか、複数のperlユーザがここのところjavaを書いていていろいろ面白いことを言っているのを見かけたので、ちょっと perl コミュニティに興味が出て、参加してみた。perlは学生の頃に挫折して以来書いた事無いんだけど。

day0

18:40 - 18:50 - @papix / GeekDojo

GeekDojoを作る過程の話・・・だったのかな。

あまり高スキルでもないチームでサービス開発どうするか見たいな流れから「最初からテスト書いててよかった」みたいな話が出たと思ったのだけど、なんだか腑に落ちなかった感。しかしそのための仕組みをちゃんと作りあげてるのはえらいというかすごい。その仕組みのあたりで先達のブログ記事がすごく役に立ったと話していたけど、正直それを役立てられるのがうらやましい。

スキルの問題なのかなんなのか、個人的にブログなどの記事を参考にすると「これをこうするとこうなる」と書かれていると、そもそも「これ」自体が見つからないという事態に陥るのがしょっちゅうで、特に ops 周辺のプロダクトは仕事の合間に仕事環境に導入しようとしてだいたいがこのパターンで頓挫する。つらい。

18:50 - 19:00 - @hondallica / hrhm.info

http://www.slideshare.net/hondallica/yapcasia-2014

ハードロック・ヘヴィメタルの情報をとにかく集めたい話。

個人的にはday0一連のトークの中では一番いままで知らなかった世界をかいま見た感があった。MusicBrainzとか初めて知った。VM配ってるとかいうのも面白すぎる。

「情報をとにかく集める」といってとにかくいろんなサイトから集めているような話をしていたけど、どのくらいの時間費やしてコードを書いているのか聞けば良かったな。たくさんクローラー書いているんだろうか。

スライドの最後の一枚、よく言われていることなんだけど、なんだか妙に腑に落ちた。

19:00 - 19:10 - @ppworks / pplog

http://www.slideshare.net/naotokoshikawa/yapcasia2014pplog

READMEの横にPOEMを書いておいているらしい。ポエムがあるべきというのは rebuild.fm なんかでも言ってたかな。後から書けなくなるので、最初に必要だとか言ってた気がする。 サービスの声を聞くという表現が印象的だった。

フィーチャーテストを書いておくと、後から人がjoinしやすいみたいな事を言ってた気がするんだけど、スライドには無いな。勘違いだったかな。

19:10 - 19:20 - @syachi / ゴミ収集カレンダー

http://www.slideshare.net/syachi/yapcasia-2014-38474000

これうちの自治体向けにも作りたいと思った事がある。結構需要あるはずな割にあまりセマンティックなデータにならないイメージがある。

PDFをそのままなんとか解析するのではなくて、読み上げ用のテキストデータに着目したというのが最初のポイント。後の解析の話は、笑えたんだけど、以前の同僚が irc bot で似たようなこと(チャンネルの発言に対してマッチさせる正規表現を新しいケースが出る毎にメンテする)をやっていたのを見た事があるので、やっぱりそうなるか、という印象だった。9月に更新できているかどうか楽しみ。

ちなみに、札幌市のゴミ収集日カレンダー。PDFと読み上げ用データがそれぞれ公開されている。 http://www.city.sapporo.jp/seiso/KAISYU/index.html

我らが富山市は読み上げ用データなんて出してないなどうも。OCRと画像解析組み合わせてなんとかするしかないのか?

19:20 - 19:30 - @masuidrive / wri.pe

wri.pe 公開時のお話。

作りたいものリストを作っておいて、時間ができたときにそこから選んで作る、ということをしているとか。それでサービス公開までこぎ着けてしまう所を含め凄いなあと思った。

そういえば、個人的に少し前から作りたいものリストをつくっているのだった。が、振り返ってみるとどうも仕事関係のものばっかり。仕事のし過ぎなのか。

19:30 - 19:40 - @hika69 / プライベートで3年間チーム開発した話

http://www.storyboards.jp/viewer/u1g2d7

前半淡々と作ったサービスの紹介をしていたのだけど、作り続けている事がまずすごい。しかしチームでやる気のある人がやる気のあるときにやる、というスタイルらしい。「やる気がある状態はどっちかというとおかしい状態」という解釈からそうしていると言っていたけど、それにしてもここまでやれるのは仲間に恵まれている印象もちょっと受けた。

「スタジオを予約するのがリーダーの仕事」の下りはとてもぐっときた。

19:40 - 19:50 - @sugyan / ttyrecからGIFアニメを作る話

http://www.slideshare.net/sugyan/ttyrec

ttyrecの話は割愛。

seq2gifはCで書かれていて、ttyrec2gifはgo、で最終的にjavascriptでも実装してみている、という話。

結局プラットフォームはなんでもありだな、なのか、もうjavascript一本で全部いいんじゃないかな、なのか。言語の適材適所はもちろんあるんだけど、最近javascriptのカバーする範囲がすごく広くなってきていて、個人的に設計の際なんかに判断を迷ったりすることがあるんだけど、その印象がまた強くなった感じ。

19:50 - 20:00 - @razokulover / GIFMAGAZINEの話

https://speakerdeck.com/razokulover/gifmagazinefalsehua

普通ここはこうするよねというところでも、誰のためにつくるのかを掘り下げて、あえて逆の戦略を(ユーザーのために)取るべきという話だったと思っている。

何事もトレードオフという物があって、こちらを立てればあちらが立たないというのが世の中ではあるものの、そのバランスの支点自体を押し上げるのが技術の価値(のうちの一つ)だ。今の時代、コンテンツを作る人(実は別に人でなくても良いのだが)の原動力こそ価値になりつつある。生み出す側にフォーカスする事はすごく重要な事だと思う。

20:00 - 20:10 - @yositosi / togetter

togetterの話。経緯がおもしろかった。

でも@masason砲とか個人的にはちょっと遠い話かなあ?

リリース後初期に4000件とかまとめ作ってくれたヘビーユーザがいたらしい。でもこれも個人的にはあまり当てはまりそうにないレアケースかな・・・

20:10 - 20:20 - @debility / クイズを支える技術

一番笑えた。笑えたけど、サービス開発云々とはちょっとちがうような・・?

「暇なんですかっていわれる」って言ってたけどそりゃ言われるだろというか、デモ見ててなんでここまで作り込んでるんだ?って疑問が自然と出るくらいのクオリティだった。

day1

・・・このペースで書いていくと書ききる前に気力がつきてしまうので、申し訳ないけど後の事はざっくりと。 以下のトークを聞いた

  • Releasing perl ( Abigail )
  • 完成されたシステムなどない。完成された人間もいない。あるのは成長し続ける未完成なシステムと、それを支える未完成な人間だけだ (Kenji Naito)
  • 最近のウェブサービスの検索機能やその先の話 (Yusuke Yanbe)
  • Git を使ったツール開発(motemen)
  • コマンドラインツールについて語るときに僕の語ること(Taichi Nakashima)
  • いろんな言語を適材適所で使おう (Kentaro Kuribayashi)
  • WHERE狙いのキー、ORDER BY狙いのキー (yoku0825)
  • ウェッブエンジニアのローレベルプログラミング (cho45)
  • Java For Perl Mongers (Kazuhiro Osawa )
  • Lightning Talks

全体的にプラクティカルというか実装よりの話が多く聞いたので、かえったら俺も作ってみよう!と思わせる内容が多かった。以下特に書いておかなければならない事があるセッションがあるとすれば

Releasing perl ( Abigail )

リスニングするぜと思ってなるべくがんばって聞いていたのだけど結局ほとんど分からなかった。一応訳は聞いていたけど。

しかし同時通訳とはいえ、ちょっと難しそうだったのかな。このセッションの間にSawyer X がこの雰囲気ちょっと難しいな、見たいなツイートをしてたとおもうんだけど、それが印象に残っている。Sawyerのトークは途中というか、ほとんど最後の方しか聞いていないので、どうだったんだかわからないけれど。(でもDancer2のLTではがっちり掴んでたね)

あとやはり同時通訳のレシーバ1台最後まで回収できてなかったと思うし、いろいろ難しいんだなーという印象を持った。BTLEみたいなのを駆使して持ち出し管理できるといいのかな。まあ、取り組める問題はいっぱいありそう、な感じ。

完成されたシステムなどない。完成された人間もいない。あるのは成長し続ける未完成なシステムと、それを支える未完成な人間だけだ (Kenji Naito)

トーク自体は徹頭徹尾スピリチュアルな展開で壁紙が宇宙だったりアブストラクトなCGだったりしてどこに連れて行かれるのか分からない微妙な不安に会場が包まれていた。と思う。しかも予定時間の半分で終わってしまうという自由度。

トークの概要ではもうちょっと現場からの知見の話のような雰囲気だったので、完全に肩すかしだったんだけど、最初からこういう形を狙っていればまた別な結果になったのかもなあという気はした。

コマンドラインツールについて語るときに僕の語ること(Taichi Nakashima)

ベストスピーカー第3位おめでとうございます。

発表のスライドとか説明の順序とか、内容に沿って非常に整理された構成で、トークの内容云々よりまずそこにちょっと驚いた。それなりに数をこなしてきているからなのか、楽天の文化的なものだったりするのか、と氏のバックグランドがちょっと気になったりした。

内容も普段コマンドラインツールなんて作らない自分にはいざ作ろうと思ったときにとっかかりになりそうな実践的なところと設計に対するガイドラインを合わせてもらったような感じで有り難かった。

そう、なんかスライドがそのまま教科書として使えるんじゃ無いかとおもったんだった。

Java For Perl Mongers (Kazuhiro Osawa)

Java屋なのでJavaの話を聞きにきたぜ!とTweetした瞬間に「あまり習得の進捗がよろしくないので・・」みたいな事を言われてまた肩すかしかよという感じになってたんだけど、結局はJavaの話してたと思う。

Javaおかしいと思うかもしれないけどPerlも大概じゃん、みたいなノリで全体としてPerlから見たらそんなにJava変じゃないですよ見たいな話を終始してたと思うのだけど、なんでそんなJava dissに対する弁解みたいなことをわざわざ話してたんだろう、とこれを書いてる今になって思った。

day 2

以下のトークを聞いた

  • Plack for Fun and Profit (But Mostly Profit) (Sawyer X):終盤すこしだけ
  • Perl For (Non?) Perl Mongers (songmu)
  • Perl5 meta programming (karupanerura)
  • Mobile Application Development for Perl Mongers [ninjinkun x gfx]
  • そんなにビッグでもないデータ処理手法の話 (tagomoris)
  • Lightning Talks
  • Keynote (typestar)

実践的というよりは、ざっくりとした話が多かったかな。

Perl For (Non?) Perl Mongers (songmu)

プログラマ向けのPerlの紹介みたいな感じだった。結局のところプログラミング言語なんて適材適所ではありつつも、アプリケーション領域では明確に「これは駄目、あれがいけてる」みたいなのがなくなってきていてだいたいが枝葉末節の部分であーだこーだいってる、見たいな話で、まあPerlもいろいろ言われてはいるけど、結局住めば都なんだろうという気はする。逆に言えば、今住んでいる都からわざわざ引っ越すのがめんどいみたいな感じになってしまう。これは @yappo さんの発表で言っていたことなんだけど、このブログでも前に同様なことを書いてて、なまじ「同じようなもの」だとわざわざ覚える気がしなくなってしまう。

そういう意味では、おっさんになるともうその辺の言語に移行するほどの魅力を感じなくなってしまうのかな。

Mobile Application Development for Perl Mongers [ninjinkun x gfx]

普通のトークを二人分やって、残りがフリートークという構成。

二人分のトークをくっつけたせいか終始早口でフリートークも早口だったんだけど、なんだか最終的に「まあそこは課題ですね・・・」になってしまうあたりまで何となく読めてしまうあの不思議なノリは何だったんだろう。なんだかあんまりアドリブ感がなかったというかなんと言うか。rebuild.fmでなんとなく聞いたような話だったから?

けどあのフリートークまた違うネタで聞いてみたい。

そんなにビッグでもないデータ処理手法の話 (tagomoris)

こちらはベストスピーカー第二位。おめでとうございます。

内容としては実践的な細かい話ではなく、ここのところはやってきている大量のデータ処理(多分ビッグデータといわれるところとは若干趣向が違う)に関して、どのような事をするためにどんなプラットフォームがあるか、どう選ぶのかというようなお話。

この辺の話はわりと最近のWeb系の人たちは普段やってるような話なのかなと思っていたけど、人気が集まったところを見ると、そうでもなかったのかな。個人的には正直ギガバイトオーダーのデータ処理すらあまりする事が無いので、この辺全く知らないのだけど、最近よく流れてくるキーワードについて何となく大まかな地図が頭の中にできた気がする。

あと、このセッションもスピーカーの限界に挑戦するかのような早口で、一瞬エクストリームスポーツという言葉が脳裏をよぎった。

Keynote (typester)

@typesterさんの「壮大な自己紹介」。

30代でどうなってるか、20代で何をするかがとても大切みたいな話があって、はい分かってたよ、あー俺は、もう駄目だ。駄目だ。という感じになった。

まあそれはいいのだけど、結局何かしら専門的な能力が必要なのかねーというあたりが、ちょっと痛みを感じる。結局、今の自分には何かしら尖った知識ってのは無いからだ。

んで

懇親会は申し込み忘れたし、別な所へ飲みにいったりしててあまりPerlな人たちとコミュニケーションは取らなかったのだけど、総じて楽しかった。し、何か作らなくてはという気にさせてくれた。

いろいろ楽しい仕掛けもあって、運営さんはほんとに大変だったんだろうなあ。想像もつかない。ご苦労様でした。

次回もできれば参加したいけど、門外漢が人気のイベントの一席を占めてしまうというのも若干気が引ける所ではあるな。